ブラックパンサーのジャケット写真

「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」に登場したヒーローが主人公のアクション映画『ブラックパンサー』。「国王とヒーロー…2つの顔をもつ男。」のキャッチコピーの下に2018年に公開されたアメリカ映画です。世界を破壊するパワーを秘めた鉱石・ヴィブラニウムの産出国ワカンダ――若き王に即位したティ・チャラは、ヴィブラニウムを狙う悪に立ち向かいます。

本作は「スパイダーマン」や「アイアンマン」で有名なマーベル・コミックの「ブラックパンサー」を実写化したものです。世界とは隔絶されながらも高度な科学技術を有するアフリカの一国、ワカンダを舞台に武器商人やCIAが登場してスリリングなストーリーが繰り広げられていきます。ブラックパンサーとはワカンダ国の国王の名前であると同時に戦闘用スーツの名称でもあります。

この映画は「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」にもつながる重要な意味を持つ映画なのですが、今までのマーベル映画とは違い、主人公や舞台の雰囲気が独特であるため、初めてマーベル作品に触れる方でも楽しめます。

レンタル開始日:2018/07/04、収録時間:134分、ジャンル:洋画SF

ここからは映画のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー ジョー・ロバート・コール
出演:チャドウィック・ボーズマン マイケル・B.ジョーダン ルピタ・ニョンゴ ダナイ・グリラ マーティン・フリーマン ダニエル・カルーヤ レティーシャ・ライト ウィンストン・デューク アンジェラ・バセット フォレスト・ウィテカー アンディ・サーキス

ブラックパンサー誕生

数世紀前のアフリカに宇宙から巨大な隕石が落下します。この隕石は地球上には存在しない万能レアメタル「ヴィブラ二ウム」でできていて、ヴィブラ二ウムを巡って、5つの部族が争っていました。

そんな中で1人の負傷した兵士がハート型のハーブを食べたところ、スーパーパワーを手にし、ここにブラックパンサーが誕生したのです。ブラックパンサーは争っていた部族のうち、参加を拒んだジャバリ族以外の4つの部族を1つにまとめて「ワカンダ王国」を設立し、歴代の王でヴィブラ二ウムが他の手に渡らないように厳重に管理していました。

一方、戦いに参加することを拒否したジャバリ族は時の流れと共に消滅してしまいます。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=8-Uh0jGswx4

父の死とティ・チャラの王位継承

1992年アメリカのオークランドで黒人の若者2人がヴィブラ二ウムの密売計画をしていました。彼らはワカンダ王国から来たズリとヌジョブで、ヌジョブは現ワカンダ王国国王の弟でした。
ワカンダの国王ティ・チャカは、弟のウンジョブがワカンダで作られた高度な武器を商人に横流ししていたという事実を突き止め、弟を殺害します。国王の使命として、自国の技術が悪用されること、そして外に流出してしまうことを何としてでも阻止しなくてはならないのです。

時が流れて現代(2018年)のアメリカでワカンダ王国国王ティ・チャカは「シビルウォー」にてソコヴィア協定の会議現場で起こった爆弾テロで暗殺されてしまいます。そして息子のティ・チャラが王位を継承すべく、祖国ワカンダ王国に戻ってくるのです。

ワカンダ王国に戻ったティ・チャラは恋人ナキアや妹のシュリらと再会して、即位式を待ちます。ところが即位式当日、消滅していたと思われていたジャバリ族のリーダー、エムバクが現れて異議を唱え、1対1の戦いを挑んできます。壮絶な戦いの末、ティ・チャラは勝利し、ワカンダ王国の新国王として認められました。

ヴィブラ二ウムを巡る戦い

新国王になったティ・チャラはワカンダ国内の平和だけでなく、世界平和を維持することが自分の務めだと考えていました。そんな彼のもとへ、ヴィブラ二ウムを狙って不穏な動きをしていることが伝えられます。その不審な動きとは、武器商人のユリシーズ・クロウと元アメリカ軍兵士のエリック・キルモンガーの二人が、ロンドンの博物館からワカンダ王国の展示品を奪って韓国の釜山の闇カジノへ売りさばこうとしていることでした。

ティ・チャラはそれを阻止するために、側近のオコエとナキアを連れて闇カジノへ向かいます。そこでユリシーズたちと撃ち合いになり、一時はユリシーズを拘束することに成功したのですがキルモンガーに奪還されてしまい、現場にいたCIA捜査官のロスと共にワカンダ王国へと帰還します。逃走中にユリシーズと言い争いになったキルモンガーは、ユリシーズを殺害してワカンダ王国に向かいます。

エリック・キルモンガーの正体

キルモンガーの正体は前国王ティ・チャカに殺されたヌジョブの息子で、本名をウンジャカダと言い、王位継承者でもあったのです(ティ・チャラにとっては叔父の息子)。彼は父の敵を討つために「エリック・キルモンガー」と名を変えていました。キルモンガーはワカンダ王国の部族の1つを手懐けて、ティ・チャラに王位継承の決闘を挑みます。

ブラックパンサースーツを着てハーブの力を得たキルモンガーは、ティ・チャラに戦いを挑み、彼を谷底に突き落とすことによって王位継承の悲願を果たします。彼は残っていたハート形のハーブをすべて焼き払うように命じ、国の武器を全世界に点在する同胞に向けて輸出する決定を下します。

絶体絶命かと思われていたティ・チャラですが、ジャバリ族のエムチャラによって一命を取りとめていました。シュリとロス、そしてティ・チャラの母親の幼なじみであるナキアは隠し持っていたハーブを持って密かに逃げ出すことに成功し、彼を保護していたジャバリ族の下にたどり着きます。唯一持ち出したハート形のハーブでティ・チャラは仮死の状態から抜け出し、スーツを着てキルモンガーを倒す決意を固めます。

ジャバリ族のエムバクは王位継承のときに不満を表明してティ・チャラと戦いましたが、敗北したもののティ・チャラの一存で死をまぬがれたという経緯があります。無骨な性格のエムバクですが、命を救ってもらった恩義は決して忘れないという義理堅い一面もあったのです。ティ・チャラはそんな彼を見込んでキルモンガーと戦うために援助を要請しますが、彼はこれをいったん断ります。

ハーブで回復したティ・チャラとシュリ達は、キルモンガーと決着をつけるために対決します。ティ・チャラの親友であったはずのウカビは、自分の両親を殺害したクロウの遺体を持って現れたキルモンガーに共鳴し、キルモンガーと一緒に彼らに歯向かってきます。

ワカンダ王国はティ・チャラ派とエリック・キルモンガー派に分かれて内戦が始まりました。一時は劣勢だったティ・チャラでしたが、結局はティ・チャラに加勢したエムバクやジャバリ族の力に押され、キルモンガーは敗北します。

負傷したキルモンガーは、治療を受けたところで投獄されることが決まっているため、治療を受けずに自由な死を選びます。ロス捜査官はシュリに助けられながら遠隔操縦のジェットで世界に向けて輸入されるところだった兵器搭載機を撃墜することに成功します。

ワカンダ王国の最後の戦いと新しい時代

国王に復帰したティ・チャラはかつて国連に赴き、アメリカのオークランドにあるヌジョブが亡くなった場所を買い取り、ワカンダ王国初の国際支援センターを設立することを告げます。

そして今まで隠していたワカンダ王国の最先端技術をこれからは世界と共有すると宣言し、長く閉ざされていたワカンダ王国の開国宣言をするのです。

キルモンガーは、自分の目標達成のためなら味方を盾にして殺してしまうような残忍な性格でしたが、母国ワカンダの美しい夕日を見たいと願うなどロマンチックな部分も持ち合わせた性格でした。本人の願いどおりに夕日を見ながら彼はこの世を後にします。

ようやく数十年に及ぶ確執から来る憎悪や争いが終わり、世界平和が訪れました。ティ・チャラはカリフォルニア州オークランドを訪問し、叔父とキルモンガーが居住していたアパートを買い上げます。今後はアパートを支援センターとして活用していくこともシュリに明らかにします。

数世紀にわたってひっそりと秘密を守りながら生きてきたワカンダ王国ですが、ティ・チャラはその全貌を国連で明らかにするのでした。

最後のワカンダでのポスト・クレジット・シーンでは、シュリが治療をしていたバッキー・バーンズに話しかけるシーンがあります。バッキー・バーンズはマーベル・コミックのさまざまな作品に何度も登場するスーパーヒーローで「ホワイトウルフ」とも呼ばれています。バッキーは1940年代から活躍しているキャラクターで、主に「キャプテン・アメリカ」シリーズに出演しています。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の予告ではワカンダで戦うバッキーの姿があり、2作品のつながりを暗示しています。

ブラックパンサーの作品情報

ブラックパンサーのジャケット写真

発売日
2018/07/04
ジャンル
洋画SF
収録時間
134分
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ブラックパンサーのユーザ評価

評価数:2831件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

ゲオユーザのブラックパンサーの評価
  • 流石!厚みのあるストーリーで納得の展開です。2時間半もあっという間でした。
    単純に悪役をヒーローが成敗するという展開ではありません。ダークヒーローもなるべくしてなってしまった感あり同情してしまいます。
    言ってしまえば内輪揉めなんですが、世界に対してブラックパンサーが何故正義感溢れるヒーローになったのかがわかります。今後アベンジャーズシリーズを見ていく上ではおススメ作品です。
  • 民族と最先端技術の融合が素晴らしいなと思いました。吹き替えの皆川純子さんの韓国語が綺麗すぎて逆に違和感がありました笑 シュリ役の百田夏菜子さんは意外とハマってた気がします。
  • これまでのマーベルの映画の中でも特徴が際立つ作品だった。アフリカの部族が主人公だが、農業国と思われていた国が実は隕石激突によって世界最先端の技術を手に入れ、それを隠し続けているということだった。今回は内部紛争がメインだったが次回作は外部とも戦ってほしかったが、インフィニティウォーでは違う出方だったのが少し残念。

おすすめの関連作品

「ブラックパンサー」はマーベル・スタジオ製作の映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)で描かれているストーリーの1週間後から話が展開しており、そちらにもティ・チャラ(ワカンダ国の王子)も出演しています。

また、ケヴィン・ファイギの2018年の映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でもワカンダ国が登場し、重要な役割を果たしています。天才科学者のシュリが膨大なマインド・ストーンの解析と摘出を難なく行うなど、本作とは違う意味での楽しみ方もできるようになっています。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのジャケット写真

レンタル開始日
2016/09/16
監督
アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
キャスト
クリス・エヴァンス ロバート・ダウニー・Jr. スカーレット・ヨハンソン セバスチャン・スタン アンソニー・マッキー ドン・チードル ジェレミー・レナー チャドウィック・ボーズマン ポール・ベタニー エリザベス・オルセン ポール・ラッド エミリー・ヴァンキャンプ トム・ホランド フランク・グリロ ウィリアム・ハート ダニエル・ブリュール
上映時間
148分
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのユーザ評価

評価数:25446件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • アントマンが出るわ、ブラックパンサーが出るわでとても面白かった!最後は最後でちゃんとアイアンマンとの戦いになり、ストーリーもいい。誰も悪くないという脚本通り、アクションだけじゃないところも楽しめる。
  • とにかくキャプテンアメリカがかっこいい。今後のシリーズの展開の重要な回になるのでぜひ観てほしい。他のヒーローも沢山出演しているので、正直キャプテンアメリカというタイトルだがアベンジャーズをみているようだった。
  • 中盤のオールスターバトルはなかなか爽快、ただ話はシリーズでも重め、ヒーローの活躍の影の部分にスポットを当ててるので、気持ち良く終わる形ではないけれど、次回の大ボス戦に向けた起承転結の転としてはよい内容だと思う。あとブラックパンサーのかっこよさ。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのジャケット写真

レンタル開始日
2018/09/05
監督
アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
キャスト
ロバート・ダウニー・Jr. クリス・ヘムズワース マーク・ラファロ クリス・エヴァンス スカーレット・ヨハンソン ベネディクト・カンバーバッチ ドン・チードル トム・ホランド チャドウィック・ボーズマン ポール・ベタニー エリザベス・オルセン アンソニー・マッキー セバスチャン・スタン ダナイ・グリラ レティーシャ・ライト トム・ヒドルストン イドリス・エルバ ピーター・ディンクレイジ ベネディクト・ウォン ポム・クレメンティエフ カレン・ギラン デイヴ・バウティスタ ゾーイ・サルダナ
上映時間
150分
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのユーザ評価

評価数:4008件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 最高に面白かったです。今作で完結しないため、観たあとはアントマン&ワスプ、キャプテンマーベル、エンドゲームまで短い期間に一気に観てしまうことをオススメします。
  • 何度見たかわからないくらい、何度も見てしまう。 スタートからクライマックスまでヒーローたちの活躍で溢れており、全編大興奮。 その大興奮が一気に冷める衝撃のラストはわかっていても呆然としてしまう…。 かなり長時間になるがエンドゲームとセットで見る必要があります。
  • ブラックパンサーかっこよすぎ!です。 最後トムホランドもいなくなっちゃうのは悲しかった。ドキドキハラハラ止まらないー!です。トニースターク面白いです。