映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly』のジャケット写真

本作『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly』は、2004年にコンピューターゲームとして公開された『Fate/stay night』の劇場アニメーション作品版シリーズ。もともとは、同人サークルとして活動していたTYPE-MOONが商業作品としてデビューするきっかけとなった作品シリーズです。原作担当者は奈須きのこで、作品内キャラクターには衛宮士郎、間桐 桜、間桐慎二、セイバーオルタなど、おなじみの人物たちが登場します。ストーリーでは、「手にした者の願いをなんでも叶える」という力のある聖杯をめぐった争奪戦が描かれており、本作は全三部作の映画作品として、最終ルートが描かれています。

本作は前三部作のうち第2作目にあたり、2017年に公開されている第1作目では、最終観客動員数が980,000人、最終興行収入が15億円を突破するという、一種の社会的ムーブメントになったことが話題となりました。今作は、三部作における「分岐点」を描くパートを担っており、一連の劇場アニメーションシリーズの中でも最重要パートとして位置付けられているほどです。三部作の最終作品となる『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] III.spring song』が2020年3月28日に公開されるにともない、再び注目を集めた本作。さっそく、今作のネタバレあらすじを見ていくことにしましょう。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:須藤友徳
脚本:桧山彬
出演:杉山紀彰 下屋則子 神谷浩史 川澄綾子 植田佳奈 伊藤美紀 中田譲治 津嘉山正種 水沢史絵 真殿光昭 小山力也 関智一 浅川悠 諏訪部順一 門脇舞以 七緒はるひ 宮川美保 稲田徹

ネタバレあらすじ

聖杯戦争への参加

本作のスタートは、雪が降る寒くて暗い夜でした。主人公・士郎は聖杯戦争に参加することを決意し、戦いの準備を始めているところです。

聖杯戦争が勃発する中で、士郎はあるお寺に向かいました。そのお寺は柳洞寺(りゅうどうじ)という名前で、聖杯戦争の要所であるとされていました。

そのお寺の中に入った士郎は、サーヴァントであるセイバーを探しながら歩いています。そして、無事にセイバーを見つけることができた彼は、彼女の後をつけていきます。

すると彼女は池のほうに向かって歩いていきました。池を静かに眺めるセイバー。そんな彼女に声をかけようとした瞬間、異変が起こりました。

池の中から突如として怪しいオーラが出現したのです。オーラが士郎たちを襲おうとしたところで、士郎は眠りから覚めました。ここまでの流れは全て彼の夢だったようです。

目を覚ますと彼は学校に行く準備を始めます。学校までの道のりで、彼は戦争でマスターを務める1人の女性イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを見かけました。彼女は聖杯戦争のなかの御三家の1つ「アインツベルン」という名前を受け継ぎ、バーサーカーとの契約のもと、戦いに参加しています。

そんな彼女に対し、士郎は前回の戦争に参加していた彼の義父・切嗣について尋ねたのです。すると、彼女は都合が悪いことを聞かれたのか、その場を去っていってしまったのでした。

士郎はイリヤスフィールの後を追います。その後、同じく彼女のことを追っている凛に出会い、戦争についての相談をしました。

その後、士郎は家に帰ることに。そこに一本の電話が入りました。その電話を受けた彼は、表情を変え、家を後にしたのです。


出典:https://youtu.be/3DLix5OKD9w

ライダーとの戦い

家を飛び出して彼が向かった先は、自分が通っている高校の図書館でした。そこにある人物が待っています。それは、士郎をひそかに慕って、毎日士郎の家に来て家事をしてくれる少女・間桐桜の兄・慎二でした。彼も戦争に参加した1人であり、士郎に対し恨みを持っていたのです。

そんな慎二は妹である桜を人質にとって、士郎にこう言ったのです。「桜を助けてほしければ、サーヴァントのライダーと戦え」と。

かつて士郎との戦いに負けた慎二は、なんとかそのときの屈辱を晴らそうと考えて策を練ったようでした。その言葉通り、士郎はライダーと戦いますが、敵はかなり強力で一方的に攻撃をされ続けます。

しかし、ライダーに攻撃をされ吹き飛ばされた瞬間に隙を見て慎二に攻撃。そして、人質にとられていた桜を助け出すことができたのです。そこに凛たちが士郎を助けに登場。そしてなんとか慎二とライダーたちを撃退することができました。

ボロボロになったライダーを見た桜は、なんとライダーを治癒させます。慎二はそれを機に、士郎たちをライダーで倒すように桜に指示しますが、桜は拒否しました。自分の願いを拒否された慎二は桜に劇薬を投げつけてしまいます。

劇薬によって苦しむ桜の周りから浮遊体がいくつも発生し、周囲の人々を襲い始めました。その浮遊体は動けなくなった凛に襲いかかり、それをかばった士郎は致命的な傷を負ってしまいました。

なんとかその場をおさめ、士郎と桜は治療のために教会に運び込まれます。そして綺礼という人物が士郎と桜を治療したのでした。

桜の思い ついに伝わる

その後、士郎はイリヤスフィールに協力してもらうため、城に向かうことになりました。彼が城に向かうと、イリヤスフィールが桜の祖父に襲われているところに遭遇します。

士郎もその戦いに参加しますが桜の祖父は圧倒的に強く、劣勢に立たされてしまいます。そんな中で凛も登場し、3人で協力しながら戦いを続行。

なんとか敵に勝つことができたものの、士郎は左腕を失う大怪我を負ってしまったのでした。そんな士郎を見たアーチャーは、自分の左腕を切り落とし、彼の腕として移植。そのままアーチャーは消滅してしまったのです。

凛は未だ重症のままの士郎をなんとか治療しようとします。そして移植されたアーチャーの左腕と士郎の体を結ぶ布はアーチャーの力を抑えるための封印であり、この封印を解くと彼が死んでしまうということをその場のみんなに伝えました。

その夜、桜は家に運び込まれた士郎を訪れ、こう聞きます。

「守ると言ったのは女の子としてですか?それとも家族として?」

士郎は桜の思いに応え、互いの思いを伝えることがようやくできたのでした。

桜・影と同化

翌朝、士郎と桜はニュースで大量殺人が起こったということを知りました。ニュースで放映された現場には「影」の後が残っており、人類に脅威が迫っているということを察します。

その夜、桜は夢を見ました。そこはメルヘンチックな世界観で、桜は幽霊たちを倒していました。

するとどこからともなく声が聞こえます。「昨日あれだけの人を殺しておいて、精が出るじゃないか」と。

そこでわかったのは、桜が眠っている間、夢遊病のように街を歩き、人々を殺してしまっていたという事実だったのです。

士郎たちは桜が人を殺さないように影を倒さなければなりませんでした。しかし、影は桜であり、影を倒すことによって桜までも殺してしまうという葛藤がありました。

しかし、これ以上被害を出さないためにも、彼は桜を倒すことを決意。しかしいざというときに、彼は手を下すことができませんでした。

それを察した桜は士郎の家を出て、自分の家に戻っていったのでした。

しかし自宅に戻った瞬間、慎二が襲いかかってきたのです。そのため桜はつい慎二を殺してしまいました。絶望した桜は影と完全に同化して、時制が効かなくなってしまったのでした。

こうして本作はエンディングを迎えます。

映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly』の作品情報

映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly』のジャケット写真

レンタル開始日
2019/08/21
監督
須藤友徳
キャスト
杉山紀彰 下屋則子 神谷浩史 川澄綾子 植田佳奈 伊藤美紀 中田譲治 津嘉山正種 水沢史絵 真殿光昭 小山力也 関智一 浅川悠 諏訪部順一 門脇舞以 七緒はるひ 宮川美保 稲田徹
上映時間
117分
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] II.lost butterfly』のユーザ評価

評価数:391件
評価 :★★★★☆(4.5/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    戦闘シーンが神がかっていた。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    セイバーオルタとバーサーカーの戦いは作画エグくて鳥肌もの
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    最後、闇桜になって終わるのが何とも言えない。第3章が待ち遠しい
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    原作の中でも一番賛否両論が激しいルートの劇場版ですが、見事に作り上げていると思います。作画がキレイなのは勿論ですが、注目はやはり中盤のオルタとバーサーカーバトルですね。私は梶浦由記さんファンなのもあり、やはり映像と音楽が融合してこそ素晴らしい作品になっているのだと思います。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    間桐桜ルートは、他のセイバールートや凛ルートと雰囲気が大きく違いました。1作目は、いかにもFateらしい部分が多かったのですが、この2作目は、Fateらしさがありつつつも、ゾクッとさせられる場面が多く、惹き込まれました。下手なホラーよりも怖いですね。Fateシリーズが好きな方には、ぜひ見て頂きたい作品です。

おすすめの関連作品

本作を観る前に、必ず観ておきたい作品はもちろん『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』です。

こちらの作品は、マスターとサーバントが聖杯をめぐって争いをはじめて10年が経ち、再び戦争が勃発した時代が描かれています。士郎も聖杯戦争への参加を決意し、運命の戦いに巻き込まれていくことになります。

第2部で大きな展開を迎えたストーリー以前を描く作品なので、こちらの作品も必ずチェックしておきたいところ。

第1部にあたるこちらの作品は、全国128スクリーンで上映されで公開され、その後観客動員数65万人、興行収入10億円を超えることとなりました。

これは、国内において2017年に公開された映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』や『アウトレイジ 最終章』、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章「純愛篇」』などの興行収入・観客動員数を圧倒する記録です。

ぜひ、こちらの作品をまだ観ていないという方はエピソード2の前に観ておきましょう。

映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』の作品情報

映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower』のジャケット写真

レンタル開始日
2018/05/09
監督
須藤友徳
キャスト
杉山紀彰 下屋則子 神谷浩史 川澄綾子 植田佳奈 伊藤美紀 中田譲治 津嘉山正種 水沢史絵 真殿光昭 小山力也 神奈延年 関智一 浅川悠 三木眞一郎 田中敦子 諏訪部順一 てらそままさき 門脇舞以
上映時間
120分
映画『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower』のユーザ評価

評価数:1384件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    Fateシリーズは、聖杯戦争をメインに恋もストーリーに混ぜられて。楽しい作品。スピンオフ作品もいい。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    Fateの桜ルートの劇場版。映画だけあって戦闘シーンなど迫力満点。Fateを知らずとも一応始めからとも言えるので楽しむことはできる
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    おもしろいけど重いストーリー、馴染みの面子がバッタバッタと死んでいく。まさか、神父が癒し要素になるとは・・・。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    原作のゲームは一度もした事が無くアニメで見ていましたが、今までの雰囲気が変わりかなりホラー色が強くなりました。どのようなラストになるか楽しみです。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    正義の味方になりたいと思う少年、周りのサーバントへの少年の思い、このままでは終われないと言う強い気持ちが頼もしい。