ハウルの動く城のジャケット写真

2004年公開の宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」は、荒地の魔女の魔法で90歳の老婆に変えられてしまった少女ソフィーと、呪いを解くために出会った魔法使いハウルの物語です。

原作は、イギリスのファンタジー作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔」です。興行収入は196億円で、ジブリ作品の中でも歴代2位を記録しています。

第61回ヴェネツィア国際映画祭・オゼッラ賞や第9回ハリウッド映画祭・ベストアニメーション賞・平成16年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・優秀賞など多くを賞を受賞。ソフィー役に倍賞千恵子・ハウル役には木村拓哉・荒地の魔女役に美輪明宏・火の悪魔役に我修院達也と、豪華なメンバーも話題になりました。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
出演(声):倍賞千恵子 木村拓哉 美輪明宏 我修院達也 神木隆之介 大泉洋 原田大二郎 加藤治子屋章

魔法で90歳の老婆になったソフィー

主人公のソフィーは長女としての義務感から、父親の遺した帽子屋を受け継ぎ真面目に暮らしていました。華やかな顔立ちと生活を送る義理の母親と妹とは違い、自分は美しくないと思い込んでいるため、つとめて慎ましい生活を送ります。そのため、ハウルという魔法使いが若くて美しい女性の血を狙っているという噂を聞いても、自分には関係のないことだと思っていました。

ある日妹の働くカフェに出掛けようとしたところ、軍人たちに絡まれてしまいます。立ち往生するソフィーを救ったのは、金髪の美しい青年。彼こそが皆が噂するハウルだったのです。しかしハウルと気づかないソフィーは、ほのかな恋心を抱きます。

その夜、店じまいをしていると、鍵をかけたはずの店内に怪しげな女性が現れます。不審に思ったソフィーは女性を帰らせようとしましたが、帽子やソフィーの態度にクレームをつけられます。そして突然ソフィーは魔法をかけられ、90歳の老婆の姿に変えられてしまったのです。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=iwROgK94zcM

ハウルの動く城での生活

こんな姿では帽子屋を続けることが出来ないと、ソフィーは店を休業させてどこへ行くでもなく歩きます。しかし老婆のためすぐに疲れてしまい、目に留まった枝を杖の代わりにしようとしました。するとそれは枝ではなく、かかしのカブでした。話の出来ないカブですが、身振り手振りで助けてくれたお礼に、ソフィーをハウルの動く城へと案内します。

今にも崩れ落ちそうなアンバランスなお城でしたが、ソフィーは意を決して突入しました。そこで、ハウルとの契約によって自由を奪われてしまった火の悪魔、カルシファーと出会います。契約の謎を解き自分を自由の身にして欲しいと願うカルシファーに、ソフィーは謎が解けたら元の姿に戻してほしいと頼み、交渉が成立します。

翌朝、強引にカルシファーの火を使って朝食を作っていると、ハウルが現れました。ハウルの命令しか聞かないはずのカルシファーを手なずけたことを不審がりますが、ソフィーは掃除婦としてやってきたと、元気なおばあちゃんのフリをします。

老婆に変わってしまっているため、以前町で助けた少女と同一人物だとは気づかず、弟子のマルクルと一緒に朝食をかこみました。朝食をとるソフィーのポケットから、突然荒地の魔女のメッセージが現れます。ソフィーを荒地の魔女の手下と疑うハウルですが、真実を話せない魔法をかけられてしまっているため話すことが出来ません。

臆病者のハウルへサリマンからの伝言

ソフィーがマルクルと買い物に出掛けると、荒地の魔女の手下を見つけました。慌てて城に戻ると、バスルームから聞こえてくるのはハウルの悲鳴。掃除婦としてお城の隅々を遠慮なく掃除していたソフィーが、バスルームの棚の順番を変えてしまったせいで、髪の毛の色が変わってしまったのです。

美しくなければ生きていてもしょうがないと、溶けて落ち込むハウル。そんなハウルに彼女は、自分は美しかったことなど今までなかったと泣き叫び、城を飛び出しました。泣いて落ち着いたソフィーが戻るとまだハウルは溶けたままで、彼女が看病する羽目になりました。

彼女の看病で人間の姿に戻ったハウルは、自分は臆病者で師匠の呼び出しも応じられないから、代わりに行ってくれないかと頼みます。そこでソフィーはハウルの母親に成りすまして、彼の師匠であるサリマンの元へ向かいます。

呼び出された宮廷にはなぜか荒地の魔女もいましたが、サリマンに魔力を吸い取られて老婆に変えられてしまいました。王に仕えるサリマンは、ハウルに王に従って参戦するように命令されます。参戦すれば悪魔との手の切り方を教えますが、従わないのなら魔力を吸い取ってしまうというのです。

そこに変装したハウルが現れ、自分を囮にしてソフィーを城へと逃がします。ソフィーは老いぼれた荒地の魔女とサリマンのペットである犬のヒンを連れて、無事に城へと戻ったのです。

ソフィーを待ち続けていたハウル

城で暮らすメンバーが増えたため、ハウルはお城の模様替えをしました。ソフィーの部屋は、小さい頃の思い出の花畑と、自分の働いていた帽子屋です。カルシファーが城をガードしているおかげで、空襲警報が鳴り響く町とは対照的に平和でした。

しかし、カルシファーがサリマンの罠にハマり、力が弱まってしまいます。ハウルはソフィーたちを守るため、一人で戦場へ向かいました。荒地に向かうにはカルシファーの火の力がどうしても必要だったため、ソフィーは自身の髪の毛を切り落とし、カルシファーに与えます。

荒地の魔女は、力を取り戻したカルシファーこそが、自分の求めていたハウルの心臓なのだと気づきます。ハウルの心臓を得ようとカルシファーに手を伸ばした荒地の魔女の体に、瞬く間に炎が燃え広がります。慌てて水をかけて火を消したソフィーですが、炎を消されたカルシファーが死んでしまったのではないかと泣き崩れました。

するとソフィーの指輪が光って、ドアを示します。扉を開けると、ハウルの過去に繋がっていました。そこでソフィーは、ハウルが流れ星を飲み込んで心臓を取り出す光景を見ます。その心臓はカルシファーでした。「未来で会うから待っていて」と彼らに告げ、現在に戻ったソフィーは元の少女の姿をしていましたが、ハウルは鳥の化け物のような姿になっていました。

ハウルが自分を待ち続けてくれたことを知ったソフィーは、荒地の魔女からカルシファーを受け取ると、契約の謎を解いたのです。カルシファーが自由の身になったため、全員が崖下に落下しそうになりますが、かかしのカブが必死に助けてくれました。お礼にソフィーがキスをすると、カブは人間の姿に戻ります。

カブの正体はなんと、今まさに戦争をしている隣国の王子様でした。カブはこの戦いを止めるため、ソフィーにお礼を言って自分の国へと帰っていきます。ヒンを通して一部始終を見ていたサリマンも、このくだらない戦いを終わらせようと決めました。

自由の身となったカルシファーですが、今まで通りお城に留まることに決めて、城を飛ばします。カルシファーが動かすお城に乗って、ハウルとソフィーはこっそりキスを交わしました。

映画『ハウルの動く城』の作品情報

映画『ハウルの動く城』のジャケット写真

レンタル開始日
2005/11/16
監督
宮崎駿
出演(声)
倍賞千恵子 木村拓哉 美輪明宏 我修院達也 神木隆之介 伊嵜充則 大泉洋 大塚明夫 原田大二郎 加藤治子
上映時間
119分
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映画『ハウルの動く城』のユーザ評価

評価数:6710件
評価 :★★★★☆(4.2/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    ハウルがとてもかっこいいです。 ソフィのちょっとした力の事をちゃんと理解してから見るとまた少し理解が深まってより良い作品になると思います。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    ジブリ作品はやっぱりいいです。ハウルがかっこいいし。倍賞千恵子さんの声も素敵。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    久々にみたら普通に面白い! ソフィのおばあちゃんだったり若返ったり時々変わるのが不思議だったけど、意味がわかるとなーるほど!演出がうまいっす!
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    宮崎駿監督の想像力溢れる独特の世界観と作品の奥深くに重大なテーマが隠されている、ジブリらしい作品だと思います。映画の要所に謎や伏線を残したままでありながら、最終的には文句なしのエンディングを作り上げてしまって、本当にすごいと思います。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    面白い!! 実際、自分の家にもあんなドアやカルシファーみたいな仲間が居たら楽しいだろうなぁと思いました。

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おすすめの関連作品

「ハウルの動く城」に出演した声優キャストは、他のジブリ作品にも多数登場しています。美輪明宏は「もののけ姫」神木隆之介は「千と千尋の神隠し」や「借りぐらしのアリエッティ」、我修院達也も「千と千尋の神隠し」大泉洋は「猫の恩返し」や「思い出のマーニー」などです。どのキャラクターを演じているのか、探してみるのもおすすめです。

また宮崎駿監督は2008年にも、アンデルセン童話の人魚姫をモチーフとした、幼い子供たちの恋と海洋ファンタジーを描いた「崖の上のポニョ」を発表しています。

映画『千と千尋の神隠し』の作品情報

千と千尋の神隠しのジャケット写真

レンタル開始日
2002年12月18
監督
宮崎駿
出演(声)
柊瑠美 入野自由 夏木マリ 菅原文太 内藤剛志 沢口靖子 上條恒彦 小野武彦 我修院達也 神木隆之介 玉井夕海 大泉洋 はやし・こば
上映時間
125分
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映画『千と千尋の神隠し』のユーザ評価

評価数:11615件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    何回みても楽しめる作品です。父母が店主のいない店内で「後払いすればいいから!」と子供の前で食事を始めたのはびっくりです。千尋はそんな子に育ちませんように。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    千尋の成長物語であり、日本の信仰や宗教の根幹が横たわる作品。 声を演じる俳優陣の質の高さが秀逸。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    小さい頃から見てたがいつになっても見たくなる映画。ジブリでは1番いい映画だと思う。千尋の成長する感じは感動する。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    とても稀有で難しいことを兼ね備えた映画です。色彩か形の面白さ、物語の構造、神々、自然と環境破壊、子供の甘えと自立、親の干渉と放任、記憶と忘却、等々。釜じいやリンのキャラクターも立っている。つまり、現実世界と極めて近いリアリティーを生み出している。小学生が観るべき映画の筆頭に挙げたい。そういう意味でジブリのベストだと思いました。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    何度見てもハクかイケメンだし カオナシ気持ち悪い! だけど、不思議で怖くて見入ってしまう作品

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映画『もののけ姫』の作品情報

もののけ姫のジャケット写真

レンタル開始日
2003/01/16
監督
宮崎駿
出演(声)
松田洋治 石田ゆり子 田中裕子 美輪明宏 小林薫 森繁久彌 森光子 西村まさ彦 上條恒彦 島本須美 渡辺哲 佐藤允 名古屋章
上映時間
133分
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映画『もののけ姫』のユーザ評価

評価数:8973件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    いわずもがな、ジブリ映画の迫力と壮大なスケールの見応えのある映画。テーマはシリアスだけど、要所要所に可愛いキャラクターがひと息つかせてくれる。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    音楽、ストーリー、映像ともに とても良かったです…。昔は悪役と思っていたエボシ様も、悪人というわけではなく、自然と人間の営みについて考えさせられます。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    もののけ姫の世界観は、古来の日本が舞台であると思いますが、森の神様を怒らした祟りが民衆を襲って来る恐怖を上手く描いているのでは無いか?と思いました。 人間は、昔から、天変地異や、自然の脅威に脅かされてましたが、森の神様も起こらしたら本当に恐いですよネ?
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    いわずもがな、ジブリ映画の迫力と壮大なスケールの見応えのある映画。テーマはシリアスだけど、要所要所に可愛いキャラクターがひと息つかせてくれる。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    自分が子どもの頃に初めて劇場で観た映画です。 子どもに見せたくて借りました。 ただただ、駿監督の才能に惚れ惚れしてしまう作品です。 監督はいつも、どこか、今の時代の悲しさを移したくなるのかも…と思います。進化、発達の裏には常に犠牲もある。ということを駿監督の映画で感じています。 観て損はない映画です。

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映画『崖の上のポニョ』の作品情報

崖の上のポニョのジャケット写真

レンタル開始日
2009/07/03
監督
宮崎駿
出演(声)
山口智子 長嶋一茂 天海祐希 所ジョージ 奈良柚莉愛 土井洋輝 柊瑠美 矢野顕子 吉行和子 奈良岡朋子
上映時間
101分
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映画『崖の上のポニョ』のユーザ評価

評価数:7900件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    ぽにょとそうすけの楽しい冒険にワクワクします。宮崎駿監督の作品は沢山の気持ちや創造力が芽生えます。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    ポニョが可愛い!オモチャの船が大きくなって乗っていくのは、こどもは憧れるのでは?歌が可愛くて耳から離れません。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    不思議な世界観だが面白い。波が魚になったりと子どもなら発想力豊かだからより楽しめるのかなと思う。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    歌も可愛くて何度も夢中になってみていました。キャラクターが可愛くて面白かったです
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    環境汚染について、すごく考えさせられます。ポニョはとてもかわいくて、そうたも純粋でかわいくて、とてもいやされます

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