映画『マスカレード・ホテル』のジャケット写真

本作『マスカレード・ホテル』は、人気小説家・東野圭吾の長編ミステリー小説「マスカレード」シリーズを原作とする映画作品です。原作書籍シリーズは、累計310万部以上の売り上げを誇り、そのうち『マスカレード・ホテル』はシリーズ第1作目。原作発売から7年という時を経て、満を辞して映画公開となりました。

ホテルで起こる連続殺人事件。不可解な謎が絡み合う事件の真相を解き明かすためにホテルへ潜入したのは敏腕刑事の新田浩介。この主人公を演じるのは、元SMAPの木村拓哉です。同氏はこれまで、ホテルマンやパイロットなど、数々の役を演じてきましたが、刑事役は初となる試み。

対して、ヒロインとして登場する一流ホテルマンの山岸尚美を演じるのは、こちらも人気女優の長澤まさみです。他にも小日向文世、梶原善、濱田岳、髙嶋政宏などといった豪華俳優陣に加え、石川恋や前田敦子、橋本マナミなど人気キャストも集合。

ちなみに本作の最終興行収入は、46.4億円。東野圭吾作品を原作とした映画としては『容疑者Xの献身』に次いで2位の人気ぶりとなります。また、3位の『真夏の方程式』が最終興行収入33.1億円であったことからも、3位に大差をつけた人気映画となったことがわかります。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:鈴木雅之
脚本:岡田道尚
出演:木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋 濱田岳 前田敦子 笹野高史 高嶋政宏 菜々緒 生瀬勝久 宇梶剛士 橋本マナミ 田口浩正 勝地涼 松たか子 鶴見辰吾 篠井英介 石橋凌 渡部篤郎

ネタバレあらすじ

ターゲットはコルテシア東京

本作の舞台は、高級ホテル「コルテシア東京」。一流ホテルマンである山岸は、ある日ホテルの総支配人に呼ばれます。

そこで言われたのは、都内で発生している連続殺人事件の標的としてこのホテルの名前が上がっているということ。警察が潜入捜査に入るため、捜査に協力しなければならないということでした。また、このことについては山岸を含め、その場に呼ばれた責任者以外には絶対に言ってはならないと伝えられます。

連続殺人事件の犯人特定はまだしも、候補すら上がっていないという状況。しかし山岸は潜入調査によって客に迷惑が及んでしまうのでは、と不安がよぎります。その点について反発をした山岸でしたが、支配人は全くもって受け入れませんでした。

その後、警察官から潜入捜査官として5人が派遣されることが決定。その中に、主人公の新田も含まれていました。新田の教育係という名目で面倒を見なければならなくなった山岸でしたが、彼の不服そうな言動に怒りがこみ上げます。

しかし、責任感のある山岸は彼を厳しく指導することによって、なんとかホテルマンとしての所作を叩き込むことにしたのでした。

同時に山岸はなぜホテルが殺人事件の候補に上がっていることが分かったのか支配人に尋ねます。しかし要領を得る回答を聞くことはできず、ますます彼女は不満を募らせていくのでした。


出典:https://youtu.be/SVEvPyOrCeI

不審な客

ある日、ホテルに片桐という視覚障害者の客が訪れました。彼女は手袋をはめており、山岸はなぜ、視覚が不自由なのにも関わらず、手の感覚が鈍くなるような手袋をはめているのか、気にしていました。

片桐は不審な注文を繰り返したり、目が見えているかのような動作を繰り返すため、徐々に不信感を抱く山岸。そんな山岸の表情を察したのか、片桐はチェックアウトの際に目が見えることを告げます。

なぜそのようなことをしていたのかと言うと、本当に視覚が見えない夫が近々このホテルに泊まりに来るため、ホテル側の対応を見ていたのだということだったのです。片桐は山岸の真剣な対応にいたく感動し、帰宅。

そんな山岸の姿を見て、捜査官として信用をした新田は、彼女にある数字を見せます。その数字は一見、意味が分からないものでしたが新田が言うには、次の連続殺人事件のターゲットがこのホテルであることを指し示しているのだということでした。

そして新田は山岸に、もしかするとホテルスタッフ内に犯人が既に紛れ込んでいる可能性があるため、今後注意深く見ておいてほしいと願います。

1年前の出来事が事件の鍵に?

そんなある日、安野と名乗る女性客がホテルのフロントに現れました。彼女は男の写真を見せて、この客をホテルに近づけないでほしいという出来事がありました。

このことをきっかけに、山岸は1年前の出来事を思い出します。ある日、ホテルに宿泊している男性を尋ねて女性がやってきました。その女性は、宿泊男性と遠距離関係にあるので秘密で部屋まで通してほしいというのです。

山岸は宿泊男性に確認を取りましたが「そんな女は知らない」と返されたため、部屋番号を教えることを拒否。すると、その女性はホテルの泊まりたいと言い出します。不審に思った山岸は「部屋が満室だ」と言い、追い返してしまったのでした。

このようなことがあったことを思い出し、山岸は客を警戒するようになり、新田にもそのことを伝えました。

ターゲットは山岸!犯人は1年前のあの人物

そんなある日、ホテルで事前に予定していた新郎から連絡があり、前日から新婦と共に宿泊したいと申し出たのです。予定通り、泊まりに来た新郎・新婦のもとに友人からワインが届けられました。

しかし、その友人に確認をしてみると、友人は何も送っていないということがわかります。そのワインを警察で調べてみると、コルクに小さな穴が開き、何かしら混入している可能性が高いという結果が出ました。

ホテルはさらに警備を厳重にすることに。一方、山岸は再び宿泊に来ていた片桐の接客をすることに。しかし、片桐を部屋に案内したところ、山岸は拘束されてしまったのです。そこで山岸は、この人物は何者かに変装しているということに気付きます。

この片桐という人物の正体は「長倉麻貴」。この女性は、なんと山岸をターゲットにしていたのです。なぜなら、1年前に山岸が追い払った客だったからです。

彼女は当時、宿泊男性との間の子どもを宿しており、宿泊させてもらえなかった後、長時間、男性を待っていたことで流産してしまったのでした。この時の恨みを晴らすため、山岸を殺そうとしていたのです。

なんとか山岸はこの危機を乗り越え、警察が長倉麻貴を逮捕。そして、連続殺人事件に寛容している他の犯人たちも捕まえることができたのでした。

無事、事件を終えてから山岸と新田は食事をすることになりました。新田は山岸に「今度はできれば宿泊客としてこのホテルを利用したい」と述べ、グラスを合わせます。

こうして『マスカレード・ホテル』は無事、エンディングを迎えたのでした。

映画『マスカレード・ホテル』の作品情報

映画『マスカレード・ホテル』のジャケット写真

レンタル開始日
2019/08/07
監督
鈴木雅之
キャスト
木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英 石川恋 濱田岳 前田敦子 笹野高史 高嶋政宏 菜々緒 生瀬勝久 宇梶剛士 橋本マナミ 田口浩正 勝地涼 松たか子 鶴見辰吾 篠井英介 石橋凌 渡部篤郎
上映時間
133分
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映画『マスカレード・ホテル』のユーザ評価

評価数:2009件
評価 :★★★★☆(4.1/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    木村拓哉と長澤まさみのダック作品!豪華メンツとこの2人の演技がかなり贅沢です!
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    豪華キャストが次から次へと現れ、ホテルでの様々なストーリーが展開され事件と絡めながら進んでいくので最後までハラハラしつつも推理しながら楽しめました
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    原作より映像の方が良かったです。木村拓哉さんは個性がありどの役をやっても木村拓哉との見方もあるようですが、今回はとてもよかった。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    誰が犯人なのか最後までドキドキしてみれた。キムタクと長澤まさみの関係の変化も少しドキドキしてしまった。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    ザ・キムタク映画だろうと思って見始めたら、思いの外丁寧に作られた推理サスペンス映画でした! おススメです!

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おすすめの関連作品

本作『マスカレード・ホテル』を観た方におすすめしたいのは、同じく東野圭吾作品が原作となる『容疑者Xの献身』です。

こちらの作品は、2003年から文芸雑誌に連載されており、2008年には文庫化。書籍としては「第6回本格ミステリ大賞、第134回直木三十五賞」、「本格ミステリ・ベスト10 2006年版」を受賞するほど人気の高い書籍です。

また、ドラマでは「ガリレオ」という名前で放映されており、『容疑者Xの献身』はその人気を受けたことにより公開された映画となります。

公開は2008年。当時「月9」枠のドラマが映画化されたのは「西遊記」と「HERO」だけで、ドラマからの映画化というのは相当な人気がなければ行われないものでした。

また、主役を務めた福山雅治にとっても初の主演映画。他にも柴咲コウや北村一輝、渡辺いっけい、真矢みきなどの人気キャストが出演している点も注目に値するでしょう。

映画公開後から現在に至るまで9回の地上波放送が行われた点からも、非常におすすめできる映画であることがわかります。また、その人気ぶりから2012年に韓国で、2017年に中国でそれぞれ映画化が行われました。

東野圭吾原作映画としては、最も興行収入の高い映画作品です。本作『マスカレード・ホテル』を楽しく観られたという人は、ぜひ『容疑者Xの献身』を観てみてはいかがでしょうか。

映画『容疑者Xの献身』の作品情報

映画『容疑者Xの献身』のジャケット写真

レンタル開始日
監督
西谷弘
キャスト
福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 松雪泰子 堤真一 ダンカン 長塚圭史 金澤美穂 益岡徹 林泰文 渡辺いっけい 品川祐 真矢みき
上映時間
128分
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映画『容疑者Xの献身』のユーザ評価

評価数:1481件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    やっぱり東野圭吾はいいわ。テレビシリーズの軽い感じの作品もいいけど、映画版の本格ミステリーこそ、東野圭吾らしさがよく出ている。トリックの秀逸さはもちろんだが、映像化にてよりリアル感がでている
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    サスペンスものだけど、すごく切ない。数学の天才の愛に感動。原作も読もうと思う。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    東野圭吾の作品は必ず新刊で購入しますが、その中でもこの作品はNO1です。原作が好きすぎると、映画には批判的になりがちですが、こちらは別格。最高に感動しました。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    愛とは。この作品はこの一言につきると思う。人を愛することを知らなかった人間が、愛することをしる。愛する人を守るためにとった行動は、褒められるようなことではなかった。が、その人を愛する気持ちは間違いなく本物であったと、そう感じる。そして最後に流れる曲が「最愛」この曲が映画と見事にあっていて、私は曲を聞きながら映画を思い返し、涙した。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    堤真一さんの演技力に引き込まれました。原作の人物像以上に演じていて、留置所でのシーンでは彼の心の琴線に触れたような気がして涙が出ました。

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