男たちの大和 YAMATOのジャケット写真

2005年4月、鹿児島県枕崎の漁港。老漁師の神尾のもとを内田真貴子と名乗る女性が訪ね、60年前に沈んだ戦艦大和が眠る場所まで船を出してほしいと懇願する。彼女が大和の乗組員・内田二兵曹の娘と知り驚いた神尾は、小さな漁船を目的の場所へと走らせる。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:佐藤純彌
原作:辺見じゅん
脚本:佐藤純彌
音楽:久石譲
出演:反町隆史 中村獅童 鈴木京香 松山ケンイチ 蒼井優 渡辺大 内野謙太 崎本大海 橋爪遼 山田純大 金児憲史 森宮隆 池松壮亮 長嶋一茂 渡哲也 井川比佐志 林隆三 本田博太郎 高知東生 平山広行 勝野洋 高畑淳子 余貴美子 寺島しのぶ 白石加代子 奥田瑛二 仲代達矢

神尾は亡き上官の養女に会い、戦時中の過去と向き合う

今は漁師として働く神尾は戦艦大和の乗組員だった過去を持っていました。ある日、かつて戦艦大和の上官であり、戦友でもある内田の養女、真貴子と出会います。彼女は神尾に、「漁船で戦艦大和の沈没地点に向かって欲しい」と希望しました。

彼女は、父親である内田が昨年末に亡くなり、沈没地点で散骨して欲しいという遺言を受けたというのです。その言葉をきっかけに、神尾の心中で戦艦大和の記憶がフツフツとよみがえります。神尾は、内田の遺言を叶えるために真貴子を漁船に乗せ、沈没地点へ向けて出発しました。

道中、神尾は真貴子に昭和19年の春に特別年少兵として戦艦大和に乗船したことを語り、そこから戦時中のシーンに移ります。上官である内田は時に厳しく、時に優しく、情熱を持って年少兵を指導する頼もしい存在でした。しかし、戦況は次第に悪化し米軍は沖縄上陸作戦を開始。ついに戦艦大和が沖縄特攻の命令を受けました。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=mn_zLLTgpcs

戦艦大和の撃沈

戦艦大和は他戦艦と一緒にフィリピン・レイテ島付近のマリアナ沖海戦に参戦することになりました。厳しい状態が続く戦場では、他艦艇が次々と撃沈していきます。同時に、神尾の仲間も命を落とすことになったのでした。そんな中、海軍司令部からは護衛機なしでの特攻という無謀な命令が戦艦大和に下されます。

沖縄の特攻戦に向かう途中、戦艦大和はアメリカ軍に撃沈されてしまうのです。神尾と、親友である哲也は撃沈の衝撃により海に投げ出され、哲也は力尽きて海の底に沈んでしまいました。神尾も諦めかけたそのとき、上官の森脇が神尾を救います。森脇はさらに同士を助けるために海へ飛び込みますが、それきり森脇の姿を見ることは叶いませんでした。共に訓練を受け、共に戦った仲間たちはほとんど命を落としてしまいます。

親友の母と握り飯、そして終戦を迎える日本

戦艦大和が沈没後、神尾は哲也の母親サヨを尋ねることにしました。サヨに哲也の戦死を伝えると、悲しみのあまりサヨは生き残った神尾を責めます。ひとしきり悲しみにくれたサヨでしたが、何か思い立ったかのように田んぼで田植えを始めました。その田んぼは哲也の送金で購入したもの。神尾もサヨの田植えを手伝い、しばらく二人は沈黙の中で田植えを続けました。

田植えの手伝いの賃金として、当時は大変貴重であった握り飯を神尾に渡すサヨ。神尾は、その握り飯を置いてサヨに生き残ったことを詫びるため土下座をして謝ります。サヨは泣きながらも神尾を責めたことを詫び、何としても生き続けてくれと頼むのでした。その後、日本は広島・長崎に原子爆弾が投下され、敗戦が決定的なものとなります。終戦を迎えた神尾は、この戦争で母親、兄弟、恋人までも失いました。

神尾の大粒の涙と戦艦大和

そして現代の日本。漁船を操縦し、戦艦大和の沈没地点へ向かっていた神尾と真貴子は、ついに沈没地点に到着しました。海上を見つめながら、真貴子は内田のことを神尾に話します。神尾は、内田も戦争で死んだと思っていましたが、厳しい戦況下でも内田は生き残っていました。亡くなるまでに15人もの戦争孤児を引き取って育てた、と真貴子は言います。真貴子もその一人でした。

内田のその生き様を真貴子から伝えられ、神尾は自分自身の生きる意味をようやく知ったような気持ちになります。神尾の目からは、自然と大粒の涙が溢れました。神尾の心の中に、戦火の中でも共に生きた親友や上官、家族の姿や恋人の顔など、様々な人の笑顔が映し出されます。最後は、戦艦大和の凛々しい姿が心に蘇るのでした。

映画『男たちの大和 YAMATO』の作品情報

男たちの大和 YAMATOのジャケット写真

レンタル開始日
2006/08/04
監督
佐藤純彌
キャスト
反町隆史 中村獅童 鈴木京香 松山ケンイチ 蒼井優 渡辺大 内野謙太 崎本大海 橋爪遼 山田純大 金児憲史 森宮隆 池松壮亮 長嶋一茂 渡哲也 井川比佐志 林隆三 本田博太郎 高知東生 平山広行 勝野洋 高畑淳子 余貴美子 寺島しのぶ 白石加代子 奥田瑛二 仲代達矢
上映時間
143分
映画『男たちの大和 YAMATO』のユーザ評価

評価数:1697件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    これは見るべきです!戦争というもの悲劇を見事に描いてます!仲間が死のうと自分一人残ってでも敵に機関銃を、向けつ続ける姿は本当にかっこいい!でも、この悲劇は繰り返してはいけない
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    30年前はもっと戦争映画があったのに最近ものすごく少なくなってきている様に思います。祖父が戦争に行きフィリピンでの出来事などを教えてくれましたが‥今はもう話を聞くこともできません。映画を通して今の子供たちにも伝えていかないと!と思いました
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    日本の戦争映画でここまでのものが作れるのかと思いました。実部大の大和もさる事ながら、戦闘、撃沈シーンも圧巻です。エンディングの長渕が泣かせますね。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    対空機銃座を舞台に描いたのが異色ですが、艦対空の悲壮な戦闘シーンは迫力がありました。 水上特攻など立案した軍令部の愚かさが悔しいです。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    大和の迫力に圧巻。先日硫黄島からの手紙を見て目を背けたい場面もしっかりと映し出され、戦争の恐ろしさを伝えるには隠してはいけないことなんだ。と思ったところでした。今回の男たちの大和も日本人監督らしからぬ、攻撃されてる場面は現実に少しでも近づけたのではないでしょうか? 途中で現実に引き戻されるのでちょっと腑抜けになりますが、戦死せずに生き残った兵士もまたその後の生活は苦難だらけだったことには胸がしめつけられる思いでした。