スタンリー・キューブリック監督作品 おすすめ名作5選の画像

1999年に70歳でこの世を去ったスタンリー・キューブリック監督は、20世紀を代表する映画監督でしょう。キューブリック監督の製作した映画は、後世の映画監督たちにも大きな影響を与えたのです。

監督だけでなく、撮影・脚本・編集と、映画の製作全般に関わり、圧倒的な映像美をとことん追求。映像だけでなく、挿入曲も効果的に使用し、作品の芸術性を高めました。そのあまりのこだわりように、出演者との衝突も日常茶飯事でした。

今回は、数々の映画賞を受賞した巨匠、スタンリー・キューブリック監督の作品の中でもぜひ観てほしい名作をご紹介します。

2001年宇宙の旅

1968年に公開された『2001年宇宙の旅』は、科学小説作家アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックが製作したSF映画です。

難解と言われていますが、まだCGもなかった時代、人類が月に降り立つよりも早く科学検証を徹底的に行い、特撮技法の数々を駆使して宇宙をリアルに描いた傑作です。AIの反乱など、むしろ現在でこそよりリアリティを増して迫る描写もあります。

2001年宇宙の旅のジャケット写真

レンタル開始日
1999/08/06
ジャンル
洋画SF
出演
キア・デュリア ゲイリー・ロックウッド ウィリアム・シルベスター Daniel Richter ダグラス・レイン レナード・ロジター マーガレット・タイザック ロバート・ビーティ Sean Sullivan フランク・ミラー

2001年宇宙の旅の評価

評価数:945件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

ゲオユーザの2001年宇宙の旅のレビュー・評価
  • SF映画界の鬼才、スタンリー・キューブリックが、SF小説界の大御所、アーサー・C・クラークと手がけた脚本を元に作られたSF映画。1968年に制作された映画だが、その設定の深さと描写の濃さは、決して21世紀になっても色褪せること無いまま見ることが出来る。 スタンリー・キューブリックらしい描写と、アーサー・C・クラークらしい壮大でロマンティック、そして何よりも氏独特のスペキュレイティブなテーマが取り上げられている。大きくは三部に構成されていて、それぞれにモノリスという黒い石版が密接に絡んでいる。 終始動きが少なく、堅苦しくてつまらないと感じる人も居るだろうが、アクション映画や他のSF映画とは違った感覚で観る事をオススメしたい。 この映画でモノリスの奥を覗けた方は、きっとこの「宇宙の旅」シリーズの虜になっているのではないでしょうか。
  • この映像をだいぶ昔にCGなしで作ったという事実に驚きました。とてもキレイで見応えあります。ただ、内容が少し難しいです。私は後でネットの解釈を見てようやく理解できました。眠くなる場面も多々ありますので、疲れてる時には見ないほうがいいかも。

シャイニング

1980年に公開された『シャイニング』は、スティーヴン・キング原作の同名小説を映画化したホラーです。コロラドの雪深い山中にあって冬期は閉鎖されている由緒あるリゾート・ホテルを舞台に、その管理にやって来た、ある親子三人に取り憑く怨念と狂気を描きます。

タイトルになっている「シャイニング」とは、「幻視超能力」の事で、主人公であるジャックの息子、ダニーの持つ特殊能力です。

原作と映画では異なる点が多く、原作者はこの映画にブーイングしましたが、それ以外の人たちからは役者の怪演や、キューブリック監督ならではの恐怖演出と映像美が高く評価されました。

続編、「ドクター・スリープ」も2019年11月29日に公開されます(原作は同じくスティーヴン・キングによる同名小説)。

シャイニングのジャケット写真

レンタル開始日
1999/08/06
ジャンル
洋画ホラー
出演
ジャック・ニコルソン シェリー・デュヴァル ダニー・ロイド スキャットマン・クローザース バリー・ネルソン フィリップ・ストーン ジョー・ターケル アン・ジャクソン トニー・バートン

シャイニングの評価

評価数:945件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

ゲオユーザのシャイニングのレビュー・評価
  • やや難解なストーリーになっていますが、 ホラー好きにはたまらない作品です! 1回目はネットで解説や考察を見ながら見て、 2回目はネットで調べたものを頭に入れて 見てみるとより楽しめると思います。 ゾンビ映画や心霊映画のような びっくりどっきりなホラーではなく 精神的に追い詰められるような 内から抉られるようなホラーですので 見ていてとてもハラハラして楽しめました。 ですが難解がゆえに人を選ぶ作品だと思います。 自分も1回見ただけではよくわかりませんでしたが 2回目以降はジャックニコルソンの熱演と 背筋の凍る物語に惚れ惚れするほどです。
  • とにかく怖い。カメラアングルや曲、役者の演技、どれをとっても素晴らしい。いわゆるお化け的な怖さやグロテスクな表現はほとんど無いが、それでいて凄まじい怖さを生み出すホラー映画の名作。

時計じかけのオレンジ

1982年に公開された『時計じかけのオレンジ』は、1962年に発表されたアンソニー・バージェスの同名小説の映画化です。

近未来のイギリス、ロンドンの都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、性道徳は退廃の極にあった。そして町には夜な夜な少年ギャングの群れが横行していた。「強姦と暴力とベートーベン」だけに生きがいを求めるアレックスはそんな少年のひとりだった。ある日彼は仲間に裏切られ、警察に捕まり、政府によって真人間に改造されるのだが…。

時計じかけのオレンジのジャケット写真

レンタル開始日
1999/08/06
ジャンル
洋画青春・スポーツ
出演
マルコム・マクダウェル パトリック・マギー ウォーレン・クラーク ジェームズ・マーカス マッジ・ライアン Michael Gover マイケル・ベイツ エイドリアン・コリ Paul Farrell Sheila Raynor Codfrey Quigley John Savident Anthony Sharp フィリップ・ストーン Pauline Taylor マーガレット・タイザック オーブリー・モリス Miriam Karlin Clive Francis John Clive

時計じかけのオレンジの評価

評価数:1141件
評価 :★★★☆☆(3.8/5)

ゲオユーザの時計じかけのオレンジのレビュー・評価
  • 暴力と反抗するための力の違いとは 選択すること。 または『時計』と『オレンジ』の意味とは。 オレンジは『人間』のことであり、 では、『時計じかけ』とは…なんて事を 考えてみてはどうでしょうか? 雨にうたえば…が…。
  • エネルギッシュな少年犯罪と因果応報と。かなり混沌とした世界観の物語でした。バイオレンスでエロチックなので人を選びますが、非常に印象的で興味深い作品です。救いのない話と思う人もいれば、然るべきオチだと納得する人もいそうなカンジがします。解釈は人それぞれでも、考えさせられる作品だと思います。

フルメタル・ジャケット

1988年に公開された『フルメタル・ジャケット』は、ヴェトナム戦争を舞台に、新兵の厳しい訓練と彼らが赴いた戦場での体験を描いた映画です。

2部構成となっており、前半は訓練兵が教官から受ける罵倒や体罰、連帯責任による罰や訓練兵同士のイジメやその末路などが描かれます。

後半の舞台は戦場へと移り、ブービートラップや狙撃兵による仲間の死を目の当たりにします。仲間の命を奪った狙撃兵に復讐を誓うジョーカー(主人公)でしたが、なんとその正体は…。

戦争の陰湿さや悲惨さをリアルに描いた傑作です。

フルメタル・ジャケットのジャケット写真

レンタル開始日
1999/08/06
ジャンル
洋画戦争
出演
マシュー・モディン アダム・ボールドウィン ヴィンセント・ドノフリオ R・リー・アーメイ ドリアン・ヘアウッド ケヴィン・メジャー・ハワード アーリス・ハワード エド・オーロス ジョン・テリー キアソン・ジェキニス カーク・テイラー

フルメタル・ジャケットの評価

評価数:972件
評価 :★★★★☆(4.0/5)

ゲオユーザのフルメタル・ジャケットのレビュー・評価
  • 素晴らしい映画。 戦争物って戦争の残酷さを最後までリアルに描ききってこそ良い映画では? この映画が公開されてすぐに映画館で観てあれから16年たってるけど 今だにベトナム戦争映画でこの作品以上の作品に出会ったことが無い。 10回以上は観てると思う。 作品としても最初の1時間はスピード感もあり、リー・アーメイの マシンガンアメリカンジョーク(ノンフィクション戦争ドラマによく出てくるがあのまんま)か痛烈に炸裂。そして最後のショッキングなシーン。 後の1時間はその過酷な訓練を受けた卒業生が現場でどのような経験をし どのような行動にでるのかが描ききれてる。 さらに「peace」&「BORN TO KILL」という人間の二面性をユング(スイスの心理学者)を使って表現した所が良かった。 何度も観てると実はStanley Kubrick’sはここを一番言いたかったんじゃないかと思う。 さすがStanley Kubrick’s。完成された映画です。 ちょっと女性にとっては卑猥な言葉が多いのと(まぁ男社会ですので・・・) ショッキングかもしれないが一度は見る価値ありです。 というかあえて女性の意見も聞いてみたいね。 dvd買いました。
  • この作品は二部構成と言っても良いでしょう。前半は鬼軍曹による訓練。後半は戦場です。 とにかく前半のすごさと言ったら。罵詈雑言の嵐で、これでもかっこれでもかっと訓練生達を罵倒します。この役者さんはリー・アーメイさんとおっしゃるんですが、元海兵隊員だそうで、しかも本当に教官だったそうです。この圧倒的な迫力、憎々しさ、言葉の汚さ、実際の訓練もこんな感じなのでしょうか(^^;; でもただ罵倒するだけじゃなく、若者達を心配する様子も垣間見えます。とにかく一人前になってほしい、戦場であっけなく殺されないためには自分を徹底的に鍛えるしかないんだ、ということなんでしょう。 この見事な前半は、精神に異常を来してしまった訓練生により軍曹が殺されてしまって終わります。 後半はそれぞれ任務についた若者達の姿が描かれていますが、前半の極度のストレス、緊迫感のあとなので、戦場にもかかわらずまったり感があります。が、ラストに向かって緊張感は高まっていき、そしてあの歌。 万民にお勧めとは言えない作品ですが、一度は観ておいて損はない作品です。

博士の異常な愛情

1963年に公開された『博士の異常な愛情』は、ピーター・ジョージの「赤い警報」(架空政治小説)をもとに製作した空想政治ドラマです。なお、「博士の異常な愛情」は略称であり、正確にはその後に「または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」と続きます。

核兵器の開発にせっせと取り込み、核戦争が本当に起こって地球が滅んでもおなしくなかったかもしれない当時。「人類自らが招く人類滅亡の危機」を、ブラックユーモアたっぷりに描いています。

主演のピーター・セラーズが1人3役をこなした事でも話題になりました。

博士の異常な愛情のジャケット写真

レンタル開始日
1998/11/19
ジャンル
洋画ドラマ
出演
ピーター・セラーズ(3役) ジョージ・C・スコット スターリング・ヘイドン スリム・ピケンズ キーナン・ウィン ピーター・ブル トレイシー・リード ジェームズ・アール・ジョーンズ ジャック・クレリー

博士の異常な愛情の評価

評価数:287件
評価 :★★★☆☆(3.9/5)

ゲオユーザの博士の異常な愛情のレビュー・評価
  • 内容とタイトルの関連が分からないが、実際にでいつ起きてもおかしくないような内容になっている。一人が核爆弾の発射を決定してしまった時点で、世界中が終わってしまうのだということがとても怖い。ブラックユーモア満載で、笑える部分もあるが、スタンリー・キューブリックは人類を終わらせるのが、人類自身であるかもしれないという可能性を示している。
  • 現時点で、というか未だに最高の反戦映画。 日本では「火垂るの墓」なんぞが反戦映画(アニメ)として人気だが、私には「甘やかされて育った子供が身勝手な行動で妹を殺した物語」としか見えない。 一方この作品では、どういったきっかけであれ、国家を守るべく行動している訳で、人間の本質的な愚かさをストレートに描いていると感じる。 そして最後に流れるヴェラ・リンの流行歌『また会いましょう』の甘いメロディと数多くの水爆が爆発するシーン。 これほど笑い(ブラックだけど)に満ちた反戦映画はないと思う。 もう一作、反戦映画を挙げるとすれば「サウンドオブミュージック」かな。 オーストリア併合前夜を描いているが、その点を評価する向きは少ないようだ。

まとめの一言

亡くなる直前までメガホンを取っていたスタンリー・キューブリック監督の、名作映画をご紹介しました。有名な作品が多いので、監督の名前は知らなくても作品の名前は知っていたということもあるのでは?

完璧主義で知られているキューブリック監督は、周りと軋轢を生んでも、自分のこだわりの映像を追い求めました。そのため、構図はとても印象深く、どの作品にも記憶に残るワンシーンがあります。

また、自分の理想を追求するあまり、原作とキューブリック監督の作品ではストーリーが大きく異なるケースも多いです。映画を観た後に、原作と比べてみるのもおすすめですよ。

株式会社ゲオネットワークス クチコ運営事務局