天気の子のジャケット写真

2019年に公開された「天気の子」は、雨の降り続く近未来の東京を舞台に、驚異の晴れ女と家出少年の交流を描いた作品です。

監督は大ヒット作「君の名は。」を手掛けた新海誠、主人公の家出少年帆高は醍醐虎汰朗、晴れ女の陽菜は森七菜が担当しています。日本だけでなく、香港・インドネシア・イタリアなどでも公開されており、2020年にはアメリカやイギリスでも公開されます。興行収入は2019年12月現在でおよそ140億円となり、歴代興収12位です。

第13回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞や、第11回TAMA映画賞特別賞など多くの賞を受賞。第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門 日本代表にもノミネートされています。

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

スタッフ・キャスト

監督:新海誠
脚本:新海誠
出演(声):本田翼 吉柳咲良 平泉成 梶裕貴 倍賞千恵子 小栗旬 神木隆之介 上白石萌音 谷花音 成田凌 悠木碧 花澤香菜 佐倉綾音 市ノ瀬加那 木村良平

家出少年の帆高

雨の止むことのない世界にて、入院先の母親を見舞っていた陽菜は、突然空から差し込む光から視線を外せません。誘われるようにして、光の差す場所まで進むと、朽ちたビルの屋上にたどり着きました。そこにあった小さな鳥居をくぐると、陽菜の体は雲を突き抜け、空と雲が描き出す美しい景色を見渡すことが出来たのです。

故郷の島から家出し、東京へ向かうフェリーに乗り込んだ16歳の帆高は、フェリーの中でフリーライターの須賀と出会い名刺を渡されます。たどり着いた東京の地は異常気象が続いており、雨が止むことはありません。寝る場所もない家出少年だったため、当初はネットカフェを利用していた帆高ですが、そのうち手持ち金もなくなりました。

お金を得ようとしても、身分証明書がないためアルバイトもできません。途方に暮れる帆高は警察に声をかけられますが、家出してきたことが知られるとまずいと思い、慌てて逃げだします。逃げている最中、雑居ビルの物陰に隠れたまま眠ってしまった彼が倒してしまったゴミ箱から、袋に包まれた拳銃が出てきます。びっくりする帆高ですが、どうせおもちゃだろうと思い、自分のバックにしまいこみます。

ネットカフェに泊まれるほどのお金も無くなってしまった帆高は、ファーストフード店に居座って夜を過ごしていました。すると、彼を見かねたアルバイトの少女が、店には内緒でハンバーガーを渡します。帆高は、以前フェリーで出会った須賀の元を訪ねようと決心。

須賀はオカルト雑誌のライターをしており、彼の元に住み込んで、須賀とアシスタントで須賀の姪でもある夏美の世話係としてかいがいしく働くのでした。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=DdJXOvtNsCY

「晴れ女ビジネス」開始

ある日帆高は、以前ハンバーガーを渡してくれた少女が怪しげな男たちに囲まれている現場を見かけ、思わず少女をその場から連れ去ります。二人を追いかけてくる男性に思わず以前拾った拳銃を向けると、なんと本物の銃弾が飛び出しました。男性に弾が当たることはありませんでしたが、あまりの出来事にあ然としている帆高を連れ、少女は廃ビルへと逃げ込んだのです。

少女は陽菜といい、その場で帆高に厳しい口調で「殺人者になるところだった」と告げ、ようやく正気に戻った帆高も銃をその場に捨てました。陽菜はバイト先を首になってしまったので、稼げる仕事がしたかったと告げ、帆高を屋上へ誘います。

陽菜が祈りをささげると、今まで雨を降らせていた雲は去り、太陽が顔を出しました。彼女こそが都市伝説で噂になっていた100%晴れ女だったのです。

貧しい生活を送っている陽菜のためにも、その力を活かしたビジネスを持ちかけた帆高。内容はネットからの依頼で晴れを届ける「晴れ女ビジネス」です。サイトを立ち上げた途端、瞬く間に依頼が舞い込んできました。二人は、陽菜の弟である凪にも協力してもらい、次々と依頼を受けていきます。ビジネスはたちまちネットで話題となり、順調に成長していきます。

しかし、ある花火大会での依頼の際にテレビに映ってしまい、爆発的に依頼が殺到。そのため、今受けている依頼のみをこなし、休業することに決めました。依頼人との会話から、もうすぐ陽菜が誕生日であることを知った帆高。彼女のために指輪を購入します。

一方、取材でとある神社を訪れていた須賀たちは「天気の巫女」の伝説を知るのでした。

警察に追われる帆高

「晴れ女ビジネス」休業前の最後の仕事は、須賀の娘のために公園を晴れにすることでした。晴れた公園で楽しい時を過ごしたのち、穂高は陽菜に指輪を渡そうとします。しかし、陽菜の体は宙へと浮かび、体には透けている部分がありました。陽菜が帆高に自分が晴れ女になったのは、およそ1年前に誘われるようにしてたどり着いた廃ビルの屋上で、病気で弱ってしまった母親ともう一度お日様の下を歩いてみたいと願ったのがきっかけだと告げます。

突然の警察の来訪に、陽菜は部屋でシャワーを浴びていた帆高に隠れるように言いました。帆高の両親から捜索願が出されており、また陽菜を助けるときに拳銃を使った映像が防犯カメラに残っていたため、須賀の事務所や陽菜の家に警察がやってきたのです。

警察から帆高を誤魔化すことには成功した陽菜ですが、弟と二人未成年者だけで暮らしていたため、近いうちに児童相談所が保護に来ると教えられます。警察から逃れ、陽菜と凪と一緒にホテルに隠れた帆高は、やっと安らぐことが出来ました。

陽菜への指輪を渡すことが出来た帆高ですが、そこで陽菜はある事実を話し始めます。それは、自分がこの異常気象を鎮める人柱だということ、自分が犠牲になれば東京にも晴れが戻ると教えられたのです。しかし、そんな話を信じたくない帆高は力いっぱい彼女を抱きしめます。

目を覚ました彼の隣には、もう陽菜はいませんでした。その代わりに見えるのは、数か月ぶりに晴れ渡った東京の空。そして足取りを掴んだ警察に、帆高は拘束されてしまいました。

一緒に生きていくと誓った帆高と陽菜

陽菜に自分の気持ちをまだ伝えていないと、警察の隙をついて逃げ出します。陽菜が晴れ女になった廃ビルの屋上へ向かえば会えると思った帆高は、必死で走りますが、警察に追いつかれてしまいます。

そんな帆高に、バイクに乗った夏美が救いの手を差し出します。夏美と一緒に廃ビルへ向かいますが、道路が水に浸かっており先に進めません。夏美は帆高の背中を押し、帆高は一人で向かいます。彼の前に立ちふさがる須賀や、追いついた警官たちを振り払って屋上にたどり着いた帆高が強く祈りを捧げると、彼の体が空高く舞い上がります。

そしてついに積乱雲の中から陽菜を見つけだしました。帆高は、人柱になると決めた陽菜の手を離さないようにしっかりと掴んだまま、祠へと戻りました。

帆高は警察に捕まりそのまま島へと帰され、高校を卒業するまで陽菜に会うことはありませんでした。帆高は高校在学中、自分のワガママで陽菜を連れ戻し、世界を変えてしまったことを悩んでいました。そして卒業後に再び東京へ戻ると、3年間降りやまない雨のせいで大部分が水没していました。

しかし陽菜と無事再会を果たした帆高は、どんなことがあっても彼女と生きていくと決めたことを思い出し、一緒に歩き始めたのです。

映画『天気の子』の作品情報

映画『天気の子』のジャケット写真

レンタル開始日
未定
監督
新海誠
出演(声)
本田翼 吉柳咲良 平泉成 梶裕貴 倍賞千恵子 小栗旬 神木隆之介 上白石萌音 谷花音 成田凌 悠木碧 花澤香菜 佐倉綾音 市ノ瀬加那 木村良平
上映時間
114分
映画『天気の子』のユーザ評価

評価数:27件
評価 :★★★★☆(4.1/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    新海さんの前作君の名はが良かったので観てみたましたが過去観た映画で1番面白いぐらい良かったです。 とにかく絵のタッチがすごい綺麗でした。 ストーリーもしっかりしていたしハッピーエンドともバッドエンドとも取れる終わり方も良かったです。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    光の表現力が前作「君の名は」より美しさが増したようです。 雨や水の表現、細かな背景の書き込みも凄いですね。 ただラストへのストーリーの進行と主人公の選択はどうかなぁ? といった感じです。 また、音楽も前作以上に映像にマッチしていい感じになりました。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    未成年だからこその輝きと社会の厳しさを劇中から感じました。大人として安定した職についているからこそその輝きと美しさを助けることができる存在になれるのだとしたならば、今の仕事をもう少し頑張ってみようという勇気を力を得ることができました。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    東京の高層ビル群の風景やとくに雨の描き方は実際に自分の目で見る 雨よりずっと綺麗。 十代の男子と女子のあの年齢にしか感じられない純粋さや一生懸命さが上手く表現されている。 RADの曲が流れると物語が深くなっていく。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    気象観測なんて、ここ何百年かの話でしかない、という台詞が印象的です。 雨がずっと降る、それだけなのに、地球のスケールの大きさと、人間の考えの小ささが良く分かる話でした。 そして、やはり映像が綺麗!それだけでも満足できるほどでした。

おすすめの関連作品

本作を楽しむうえで欠かせない作品は、何と言っても新海誠監督の前作「君の名は。」でしょう。両作品とも音楽は「RADWIMPS」担当していますし、東京が舞台になっているため「君の名は。」の主要キャラクターも登場します。

ぜひ、誰がどのシーンで登場するのか探してみましょう。また通称新海ワールドとして知られている美しい景色は、「君の名は。」はもちろん、「星を追う子ども」や「雲のむこう、約束の場所」など、全ての新海誠作品で見ることができます。

映画『君の名は。』の作品情報

映画『君の名は。』のジャケット写真

レンタル開始日
2017/07/26
監督
新海誠
出演(声)
成田凌 悠木碧 島崎信長 石川界人 谷花音 長澤まさみ 市原悦子
上映時間
107分
映画『君の名は。』のユーザ評価

評価数:17516件
評価 :★★★★☆(4.3/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    この作品をきっかけに、新海誠さんの過去作品も、全部レンタルしました! それぞれに、映像の綺麗さ、ストーリーの良さがあります。新海ワールドは、非現実的な部分があってもそれがウソっぽくなくリアリティがあり、何処か日常的にも感じさせてくれます!
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    単なる入れ替わり映画ではありません。 序盤はコミカルに『気付いていく』話で始まり、 徐々に何が起きているのか? そこにどんな意味があるのか?が 明らかになっていき、主人公2人の 『足掻き』が物語の軸になっていきます。とても素敵な作品でした。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    人気過ぎて、軽く引いてたんだけど観てみたらこりゃ面白いわ。本当に世界観に引き込まれる感じです。これは何度も観れますね。ただ、伏線がそこかしこにあるんでボーッと観てたら終盤の伏線回収で訳わからんだろうなとは思った。(´・ω・`) <最初から集中して観なきゃダメよ…
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    心がホッコリして泣けるとてもいい作品。映像も綺麗だしなんと言っても最初のナレーションの心遣いの優しさ。 それにこの映画の内容、そして歌。僕にとってこの映画は「涙」と言う文字しか見当たらない。 最高な作品です。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    最初はありきたりなラブコメかと思ったけど、途中から衝撃の展開で驚いた。 最後は感動したし、聖地巡礼したいと思った。

映画『星を追う子ども』の作品情報

映画『星を追う子ども』のジャケット写真

レンタル開始日
2011/11/25
監督
新海誠
出演(声)
金元寿子 入野自由 井上和彦 島本須美 日高里菜 竹内順子 折笠富美子
上映時間
116分
映画『星を追う子ども』のユーザ評価

評価数:4518件
評価 :★★★☆☆(3.5/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    率直な感想はジブリっぽい。 これに尽きますね。監督自体も認めていることですけども。 空の描き方はやはり新海誠ですね。 あの空だけでも結構癒されます。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    風景が、色彩が、空が、☆が、風が、緑が も、すんんんんごい綺麗… マイナスイオンが画面から出てるよう… うっとり…。ストーリーはどこか憂いを帯びた爽やかを漂わせて ほんのり淡〜い恋心を絡めながらも、妻を亡くした先生との出会いから、亡くした命を追い求め地の底へとずんずんずんずん進んでいく。ストーリーが進めば進むほど、え!?そっちに進んじゃうの??って。…シュン君をもっと出して欲しかった(笑)
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    ジブリのパクリ…絵のタッチ、世界感は似ているので、そう言われても仕方ないかなと思います。が、内容はジブリより深く、気軽に観られるものではありません。登場人物がかなり少なく、個人を掘り下げたストーリーとなっています。私はジブリより見応えがあると思うし、こちらのほうが好きです。 新海監督の他の作品も観たいと思いました。
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    新海誠監督作品の中でも1番好きな作品です。 まず、絵が恐ろしく綺麗です。 なんといっても「空」。空を描かせたら右に出る者はいないのではないでしょうか。 吸い込まれそうな空に思わず見入ってしまいました。 ストーリーも大好きです。 「さよならを言うための旅」見ていくうちに自然と涙がこぼれます。
  • 評価 :★★★★☆(4/5)
    ジブリに近い世界感で子供が楽しめる作品であるとともに新海監督らしい映像美と緻密な物語、メッセージ性など大人も楽しめる作品です。

映画『雲のむこう、約束の場所』の作品情報

映画『雲のむこう、約束の場所』のジャケット写真

レンタル開始日
2005/04/28
監督
新海誠
出演(声)
吉岡秀隆 萩原聖人 南里侑香 石塚運昇 井上和彦 水野理紗 木内秀信
上映時間
91分
映画『雲のむこう、約束の場所』のユーザ評価

評価数:4505件
評価 :★★★☆☆(3.4/5)

ゲオユーザの評価・ネタバレ
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    映像と音楽がとても綺麗な作品でした。 ストーリーは、北海道と本州の南北で国家が分断された日本という架空の舞台設定で、二人の少年と一人の少女が中学の夏にした約束をかなえるという内容ですが、かなえるまでの3人の心情や進路の変化、世の中の変化など、作品を観ただけだといまいち分かりづらいかもしれません。 並行世界や夢の中の話など非現実的で、全体的に不思議な感じでした。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    この作品は何度見ても好きです。 背景も綺麗で、全体的な設定も、どこか神秘的であって神聖ですきです。 キャラクターもそれぞれに思いを抱えていて、見ていて不快な部分が最も少ない作品のひとつです。 ヒロインが精神世界で迷っている辺りからラストにかけて鳥肌がすごかったです。 この5の評価は ・背景の綺麗さ ・専門的な言葉の多さ(丁寧) ・世界観の意外性 ・設定の珍しさ ・静かな中にある不安感と心情の流れ(考察が頭をめぐって楽しい) です。
  • 評価 :★★★★★(5/5)
    「ほしのこえ」の美しい映像に衝撃を受けたのですが、この作品はそれをさらに越えていました。音楽に関しても天門さんの曲が作品と合っていて、独特な空気感を作っていました。 ヒロインの声優が南里侑香さんなのも◎
  • 評価 :★★★☆☆(3/5)
    絵が綺麗でした。ファンタジーでありながら科学的で、実際に起こり得そうな話だったので観てて面白かったです。
  • 評価 :★★☆☆☆(2/5)
    驚くべきは背景の美しさ。いえ、「美しい」や「綺麗」で表現するのが勿体無いくらい素晴らしい映像です。 引き込まれるような色彩と、水彩画のように淡くて繊細な空に魅入ってしまいました。それだけでも観る価値があります。 ストーリーは「夢」と「現実」という2つの世界が独特の感性で表現されており、少し難しいかもしれません。大人向けかと思いますが、主人公が中学生〜高校生ですので、同じ世代の子供たちが観て好きな捉え方をするのもいいかと思います。 「新海誠」さんの独特の感性を吸収できる、とても素晴らしい作品でした。