清須会議のジャケット写真

「清須会議」は安土桃山時代に開かれた、織田家の後継者問題に関する会議をテーマにした映画。天下を握ろうともくろむ豊臣秀吉と、その目論見を阻止しようとする柴田勝家争いは、武力選ではなく心理・根回し戦に。みると思わず「そこまでやるか!」と驚くはずです。それではストーリーのあらすじからネタバレまでどうぞ!

ここからネタバレ!閲覧にはご注意ください!

革命児信長亡き後、嵐の予感

作品の舞台は天正10年、日本史上最も重要な事件のひとつと言われる本能寺の変で、信長がこの世を去って間もないところから始まります。メインとなるのは、とにかく織田家存続を第一に考える家筆頭家老の柴田勝家と、これを機に天下統一への足がかりが欲しい羽柴秀吉のふたりです。両者の思惑はすれ違い、互いの利害が一致することはありません。

その上ふたりは、信長の妹で絶世の美女と名高いお市に恋をしていました。勝家と秀吉は政治的にも恋愛面でも、絶対に負けられない関係にありました。

ちなみにお市はどちらに対してもその気はありませんでした。勝家からの好意にも、嫌い!不潔!近寄らないで!という態度があらわです。それでもめげずに(気付かずに)お市に恋し続ける勝家の姿は、一途とも愚鈍とも取れました。


出典:https://www.youtube.com/watch?v=AktJsMfjz3I

織田家の後継者にふさわしいのはどっち?

織田家の後継者として有力な候補はふたりいました。勝家が推す織田信孝と、秀吉が推す織田信雄です。信孝は融通はきかないが真面目でしっかり者。

対する信雄は、だれもが認める大うつけ。父親である信長もうつけと評判でしたが、それはあくまで能ある鷹が爪を隠していただけです。けれど信雄は父と違い、正真正銘の、本物の大うつけ者でした。となれば後継者としては当然信孝が有利と思いますが、天下が欲しい秀吉は簡単にあきらめません。信雄を後継者にするため、様々な策を巡らせます。

あるとき、秀吉の思い付きで始まった余興。実はこの余興は、信孝と信雄、どちらがより優秀かを競わせるミニゲームでした。その思惑に気付きながらも乗らざるを得ない勝家でしたが、勝負は信孝の勝利で終わります。信雄はうわさ通りのうつけぶりを発揮して、その評判を大きく落としてしまいました。

勝家の味方ゼロ!四面楚歌の清須会議

場所は清須城。ついに後継者選びの会議が始まります。織田家を継ぐのは信孝しかありえないと言い張る勝家に対し、秀吉は思わぬ人物を推挙しました。

秀吉が推したのは、信長の長男である信忠の長男、三法師でした。先日の余興で信雄を後継者にする目論見が外れた秀吉は、秀雄を見捨て、信長の孫にあたる三法師にターゲットを変えていたのです。

しかし三法師様はまだ幼いこども、そんな幼子に当主など……あり得ないと言い募る勝家でしたが、なんと同席していた他の武将たちは秀吉の意見に賛成してしまいます。

実は、秀吉は勝家を除く武将たちに、自分に味方するように裏で懐柔していたのです。その結果、勝家が押し切られる形で三法師が後継者として決定しました。

清須会議を経てすべての実権を得たのは?

お市はかつて、夫と子供を秀吉に殺されたことを恨んでいました。何としても秀吉に権力を与えたくないお市は、「秀吉に比べればまだマシ」という理由で勝家の肩を持ちます。愛するお市のために秀吉の暗殺を企てるも失敗した勝家は、ついに万策尽きてしまいます。

そして迎えた後継者としての三法師のお披露目の日。秀吉は三法師を抱えた姿で、歴々の武将が並ぶ広間に現れました。このパフォーマンスによって、「三法師の後見人はこの羽柴秀吉である」と見せつけ、秀吉こそが実質的な支配者であると城内に知らしめる形になったのです。

その衝撃に声を失った一同。勝家はもちろん、三法師を推す秀吉に同意した武将たちやお市は、苦々しい思いで三法師、正確には三法師を抱く秀吉に頭を下げます。秀吉が勝利した瞬間です。

こうして織田家の後継者選びにまつわる騒動は幕を閉じました。

清須会議の作品情報

清須会議のジャケット写真
レンタル開始日
2014/05/14
監督
三谷幸喜
キャスト
役所広司 大泉洋 小日向文世
上映時間
138分
清須会議のユーザ評価

評価数:11494件 
評価:★★★☆☆(3.5/5)

クチコユーザの評価・ネタバレ
  • 戦国時代が好きなら楽しめます。ただ話題作だったからという感じで見ると、ただただつまらないかと思います。戦国の大事件後の緊張感を楽しめるので、是非見てほしいです。
  • 役所さんのコメディからシリアスまでこなす幅が本当に凄い。柴田勝家を見事に頑固親父として演じてらっしゃいます。 一方の羽柴秀吉役の大泉洋さんはイメージですね。ただもうちょい小柄な方が良かったのではと思いますが、全然ありです。
  • 本当の名称は清洲会議と言うんですがタイトルネームも代えコメディタッチに仕上げた作品です!登場人物も柴田勝家、羽柴秀吉、黒田官兵衛などお馴染みの人物で笑えて楽しめる作品です❗️

豊臣秀吉が登場するオススメ映画をご紹介!

清須会議を経て天下統一を果たした豊臣秀吉の姿を描いた「花戦さ」。 権力者となった秀吉は年を重ねるほどに独善的になり、その振舞いの多くは乱心と言っても差し支えないものになりました。この「花戦さ」は、そんな秀吉に対し、力ではなく花で対抗した池坊専好の物語です。池坊専好を演じるのは狂言界のプリンス・野村萬斎。乱心した天下人秀吉を演じるのは歌舞伎界の大看板・市川猿之助。どちらも各界でその名を轟かせる存在です。 他にも千利休役に佐藤浩市、織田信長役に中井貴一など、そうそうたるスター達が名を連ねます。「生け花」を武器として、天下人である秀吉に対し血を流さない戦いを挑む池坊専好の姿は、私たち現代人にもなにかメッセージを投げかけているように思えます。

オススメ作品情報

花戦さのジャケット写真
レンタル開始日
2017/06/03
監督
篠原哲雄
キャスト
野村萬斎(池坊専好) 四代目市川猿之助(豊臣秀吉)
上映時間
127分
花戦さのユーザ評価

評価数:287件 
評価:★★★☆☆(3.5/5)

参考URL ・youtube.com